5月31日 水曜日

今回のヨーロッパ行のフライトは初めて乗るエミレーツ航空にしてみました。中東のドバイ空港経由です。スケジュールは次のようなものです。

  • KUL 02:25 – DXB 05:30 EK343
  • DXB 07:40 – MAD 13:25 EK141

飛行機が飛び立ってだいぶ経ってから、乗っているのがA380だと気が付きました。不覚。ドバイまでの途中で気分が悪くなって、這う様にしてトイレまで行き、脳貧血の症状だったので便座カバーの上に座って頭を腰より下になるように前屈みにするとス〜っと気分が良くなって来ました。ところが、機体がガタガタっと揺れたと思ったらシートベルトサインが点灯。するとCAさんがトイレのドアの所までやって来てノックします。席に戻れと!こんなの初めて!まあ、気分が良くなったのでサッサと出て席に戻りました。

ドバイ空港では、到着がターミナル3です。ここでは、ちょっとラウンジの場所を探しました。でも、すぐに見つかって入りました。プライオリティーパスが使える3つあるラウンジの内、出発ゲートに近い The Gallery に行って見ましたが、大正解。エミレーツで飛んでプライオリティーパスを持っている人はここが良いと思います。

全体にシックで落ち着いた雰囲気のラウンジです。プラザプレミアムみたいに混んでいて子供がチョロチョロしたりしていません。
中央にあるバーカウンターでは、シェフが客の注文にあわせてオムレツを作ってくれます。ちょっとしたホテルの朝食みたいです。
受付を済ませて席に着くとお姉さんがやって来て飲み物の注文を聞きます。さすがにさっきまで機内のトイレで七転八倒していたのでアルコールはやめました。カプチーノを頼みました。それから、マンゴーのスムージーやフルーツカクテル、美味しそうなペイストリーをもってきて頂きました。どれも美味しかったです。
ドバイから乗るA380

さあ、また7時間強機上の人になります。さすがに少し寝ました。同じくA380 ですが、少々古いようでエンターテイメントシステムのマップの表示が選べなかったのが残念。いつも先ず音楽を選んで、それからマップにしてコックピットとか表示したままにしておきます。

隣の台湾人 のおばちゃん。テーブルの上に置いてあるジュースはどうしたのか?パッケージに中国語が書いてあり、どう見てもセキュリティを通って機内に持ち込んだとしか思えない。
機内にはびっくりするくらいたくさんの中国語を話す人たちがいました。英語はほとんどわからないけど、結構旅慣れている、機内エンターテイメントは中国語の繁体文字→つまり中華人民共和国からでは無い。後で聞いたら台湾人の団体さんでした。 飛行機を降りるといたるところで中華系グループが集合していました。

マドリード空港に着いて最初にすることはSIMカードを買う事です。アライバルホールの両端に店がありそこでSIMカードが売られていました。同じ25ユーロで片方は28日有効、もう片方は30日有効。たかが2日ですが、31日間滞在する我々にとって2日は大きいです。1日くらいなら高いけどスイスのSIMでローミングという手が使えます。それと、28日の店はコンビニみたいな店のレジで購入します。30日の方はWHsmith という文房具屋(元は本屋)の店先にSIM専用のカウンターがあって、そこにいるお姉さんから買います。何が違うか?専任の店員さんは設定までしてくれるはずです。特に、SIMカードはアクティべーションが必要で、国によってやり方が色々。

とにかく、そのWHsmith の店頭のお姉さんから25ユーロのSIM2枚購入?しました。アクティベーションも済ませてスマホに挿入しインターネットに接続する事まで確認してくれました。それから、レアルマドリードのオフィシャルショップがここにあると聞いたけど?なんて話をして、グラシアス!と言って店の目の前のエレベーターで地階の鉄道駅へ。

マドリード駅からバレンシアまでは既にonlineでiryoという鉄道会社のチケットを購入済みなので、空港駅からマドリード駅まで電車に乗るのですが、通れるはずのゲートがiryo のチケットのバーコードをスキャンしてもゲートが開きません。駅員さんにきてもらってゲートを開けてもらい無事電車でマドリードのチャマルティン駅に着きました。どうやって長距離列車に乗るのか確認してから時間潰しに駅の外のカフェに行きました。

そこで「スペインに来て初めてカードを使うな〜」と思った瞬間、えらい事をした!!と気が付きました。何とSIMカード代50ユーロの支払いを忘れている!さすがに今から空港に戻る時間はないので、店の電話番号を探してコンタクトしようとインターネットで調べましたが全く見つかりません。仕方ないので、空港会社にメールで、我々も店員も支払いを忘れたが、支払う意思はあるので店の電話番号を教えて欲しいとか、店員に伝えて欲しいとか書きました。予想しませんでしたが、翌日空港からメールの返事がありWHsmith UK に転送するとの事でした。WHsmith から返事があって、可能な支払方法が提示されれば、それに従う事とします。何れにせよ、このメールで我々が泥棒ではない事の証明になります。

バレンシア行の高速鉄道

バレンシア行きの高速列車は結構ハイスピードでした。車内ディスプレイに表示される速度は最高で298キロでした。スペインの国鉄はRenfe と言います。今回乗った iryo と言うのは私鉄ですが同じ線路を走ります。イギリスと同じ上下分離です。乗っている時間もほぼ同じです。ところが料金は大違いです。時間帯にもよりますが、renfe が80ユーロほど、 iryo は20ユーロほどでした。80ユーロの列車の15分後を20ユーロの列車が追っかけます。同じ線路ですから、運休や遅延が有ってもほぼ両方同じですよね。

バレンシアの駅からバスに乗ってメルカートセントラル(中央市場)の停留所で降り、そこからテクテク4分ほど歩いて1ヶ月滞在するアントニオの民泊(Airbnbです)に着きました。入り口がわからず、周りをウロウロしましたが、事前にWhatsApp 交換してあったので、上からリモートコントロールで何とかドアがわかって入ることが出来ました。

イポーの家を出てから32時間半でした。疲れた!

夕食は近くのバルのテラス席で軽くタパスとビールで乾杯!
このおオムレツが以外とボリュームがあって全部食べるのに苦労しました。使った

使ったお金:マドリード駅のカフェでEUR14.50、バス代EUR1.5×2、夕食のバルでEUR26