8月25日 木曜日

前日と同様に朝食は紅茶を入れてセブンイレブンのクロワッサンと共にテラスで頂きました。ちなみに、紅茶はマレーシアから持ってきたキャメロンハイランドのBoh Teaです。

天気があまり良くないので、ジャグジーに入ったりPCで日本のテレビドラマを見たりして、3時頃までホテルの部屋でのんびり過ごしました。日本のテレビドラマは、“アイテレ”でダウンロードし、それらを保存したSDカードをPCに入れて持参しました。昔と違って海外でもPCとテレビをHDMIケーブルでつなぐと日本のテレビ番組をどこででも見ることが出来るので便利になったものです。

ちなみに“アイテレ”と言うのは、我が家ご愛用のSlingboxが近々使えなくなるというので、その代わりに購入した日本のテレビ番組を海外で楽しむための機器です。簡単に言うと、テレビチューナー付きのパソコンを日本の自宅に置いて、テレビ番組を録画しハードディスクに記録します。そのファイルを、海外のパソコンでダウンロードして好きな時に見るというものです。録画しないでライブで視聴することも出来ますが、インターネット環境に依ります。テレビ番組のダウンロードは、時間をかけて行うので、ホテルのWi-Fiみたいな環境でも可能です。実際、スイスのホテルで夜中にダウンロードして、雨の日の昼間に日本の刑事ドラマを楽しむ事が出来ました。一応、著作権法上合法のようです。(参考までです。判断は自己責任でお願いします。)

午後3時頃、前日に下見したシーフードマーケットで夕食を食べるために、スマートバスに乗ってラワイビーチへ行こうとホテルを出ました。バス停はホテルから歩いて10分弱のところにあります。
スマートバスのインターネットサイトに地図があって、バスの現在位置が出ています。それを見ながら、バスがバス停に到着するまでにまだ時間があると油断していました。ところが、僕らがバス停に着いた次の瞬間、地図上のバスの位置がバス停をだいぶ過ぎた場所にワープしました。乗り遅れてしまいました。次のバスは1時間後です。ブツブツと蟹のように文句を言いながら10分ほど早めにバス停に来なかった自分を恨みました。

次のバスに乗ってラワイビーチに着いたのは午後6時前でした。運転手さんにラワイビーチ発の終バスが8時である事を確認してから、シーフードマーケットに歩いて向かいました。

前日着た時より遅い時間だったので、人がたくさんいて結構にぎわっています。魚屋によっては人だかりが出来ているところも。各魚屋の品ぞろえを一通り見ていると、ある店の1パイの活けイカに目を奪われました。魚箱の水の中に1パイだけじっとしています。小ぶりですが、透明に近くて「俺はうまいぞ!」と言っているようでした。値段を聞いたら400バーツ!1600円、50リンギ!高いな~と思って他の店も見てみましたが、他の活けイカはみんな赤茶色の斑点がある普通のイカです。透明な感じのイカは“あれ”だけでした。

道の反対側に並んでいるレストランですが、Google Mapで評価の高い一番奥の店に決めていたので、その店に行って「生きたイカを買うけど、刺身に出来るか?」聞くとOKとの事。
早速先ほどの魚屋に行ってまずは400バーツのイカを注文しました。
かのイカ君はやたらと元気が良くって、魚箱の中で暴れまわって水を噴き上げ、ビニール袋に入れられた後も“俎上の鯉”のようにはならずに暴れていました。早速、レストランのスタッフに渡されました。

そのほかの材料は別の店で購入しました。
まず食べたかったのは、マテ貝です。次にホタテとカキを購入しました。

ものすごく元気な活けイカを買った店
カキやホタテを買った店

それらの材料をレストランの店員と相談して料理法を決めます。
飲み物はもちろんタイのビールです。
それにタイ料理と言えばパパイヤのサラダ。
そして、向かいの魚屋で買ったカキ、マテ貝、ホタテを料理してもらいました。

でもやっぱり今宵の一番は、イカ刺でした。耳(先っぽのとんがったヒレ)はパリッパリで昔子供のころ北海道に住んでいた時に食べた記憶のあるパリパリのイカそうめんを彷彿とさせる食感でした。最高ですね。そのほかの部位もパリパリしていて久しぶりに食べた美味いイカ刺でした。
その上、このレストランは日本のしょうゆとワサビをちゃんと用意していました。

魚屋で買った海鮮を料理してもらったレストラン
活けイカを刺身にしてもらいました!

そのほかの海鮮類もとても美味しかったです。
ニンニクたっぷりのホタテのバター焼き、シンプルな焼きカキ、マテ貝の炒め物も最高の味でした。

焼きカキも絶品!
ホタテのガーリックバター焼き

美味しい海鮮料理に舌鼓を打っていると時間が経つのも忘れてしまい、8時の終バスの時間が近づいてきました。支払いを済ませてバス停に向かい、安全を見て30分ほど前にバス停に着きました。少ししてから空港方面からバスが来ました。終点で客を下してもそのまま止まっています。このバスが8時になるとUターンしてパトンビーチ行きになるのかと思っていると、しばらくしてUターンせずにそのままパトンビーチ方面とは逆方向に走り去ってしまいました。その後8時を過ぎても一向にバスは現れません。私たち以外にバスを待っている客はいません。インターネットの位置情報を見てもバスは現れません。こんなところで終バスに見捨てられてしまったようです。

途方に暮れてホテルに電話しましたが、タクシーを拾って帰ってくるしかないと言われる始末。相場は800バーツとの事。バス代の4倍です!バス会社に差額を請求したいくらいです。

冷静になって周りを観察すると、道路の向かい側に守衛所のような小屋があって中に人がいるのが見えました。そこに行って、8時のスマートバスが来ないけど知らないか?聞いてみましたが、分からない様子。もしかしたら言葉が通じないのかも。するとそこへ若い男性がやってきて、その守衛と思しき人にタイ語で何か聞いています。すると、守衛がその男性に僕の方を指さして何か言います。こちらは何のことか全くわからず。すると、守衛が僕に向かって「タクシー、パトンビーチ、400バーツ」と言っているように聞こえました。すかさず「Yes,Yes」。何と、その男性はタクシーの運転手でした。やっとこさ、タクシーにしては上等な彼のホンダ車でホテルへ帰ることが出来ました。それも相場の半額で。めでたし、めでたし。