6月26日 月曜日

今日の予定は昼食のステーキです。スペインでステーキ?日本にいるとそう思うでしょうが、我々の住んでいるマレーシアは牛肉が不味いのです。日本よりずっとオーストラリアに近いのに、チルドのオージービーフもあまり美味くない。ちゃんと穀物肥育の肉を選んでもです。一方で美味い奴はバカ高い!なので、マレーシアで美味い牛肉を食べるのは諦めて、日本に帰った時に焼肉屋に行ったり、コストコででっかい肉を買って来てステーキやローストビーフにして食べる事にしています。

では、なぜスペインでステーキなのか?

これは経験に基づきます。思い出させてくれたのが、マヨルカのステーキレストラン、ガウーチョ。(6月18日を参照ください。)アルゼンチン料理屋でしたが、炭火の直火で肉を焼きます。これで思い出しました!スペインでのステーキの記憶。ちなみにアルゼンチンの言語はスペイン語です。

まず、最初のエピソード。昔々、30年以上前に勤務地の英国からバルセロナに出張しました。金型屋の社長と塗装屋の息子の3人で珍道中でした。入ったレストランで、地中海と言う事もあって蟹が食べたいと言う事に。金型屋の若社長が両手を上げて人差し指と中指を立ててハサミの様にチョキチョキします。ウェイターがシーとか言うので安心したら、出てきたのがビーフステーキ!!なるほど、あのポーズはスペインでは牛か!ところが、このステーキの美味かった事!同様にビールの代わりに出てきた赤ワイン(ビノ)と一緒に堪能した次第です。

次のエピソードは、スペインとフランスに挟まれたピレネー山脈の中の小国アンドラです。ここもイギリスから冬の格安パッケージのスキーツアーで行きました。スキー場の中にあった小さなレストランでしたが、ステーキがすごく美味かった事だけ良く覚えています。レストランの建物自体が石造りで、その角に石窯と言うより建物の壁を利用した大きなオーブンと言う感じの窯です。もちろん、燃料は薪です。途中に鉄の棒を何本も渡してグリルにしているようでした。ですので、肉を焼くのは直火と石から出る遠赤外線です。岩塩をバーッとふりかけて焼いているのを見た記憶があります。格別の味でした。

ですので、スペインの人達はビーフステーキが好きなのだろう…. とか、美味いに違いないとか、妄想出来る訳です。

さて、午後2時前に部屋を出て、歩いてすぐのレストランNúmero Uno Steakhouse へ出かけました。ここがcharcoal oven を使って肉を焼いている事は既に確認済みです。

ところが、店につくと店員が外で待っていて「停電で飲み物しか出せない」と言うのです。実はスペイン語なのでよくわかりませんが、そう言っていると思いました。周りを見てもどの店も電気が点いていません。仕方ないので、他の日に来ると言い残して戻りました。

昼をどうするか話しながら部屋の方に歩いていると、先日食べたイタリアンレストランSan TOMMASO の前に出てきました。そうだ、ピザを持ち帰ってビールで食べよう!と言う事に決定しました。

端が折れ曲がって入っているので、箱より大きなサイズのピザ。見た目が薄い感じがするので、軽く食べられると思います。が、実際は具が多くて結構ボリュームがあります。一切れ残っちゃいました。

昼の遅い時間に昼食をたくさん食べたので、夕食は抜くことにしました。が、8時を過ぎてちょっと小腹が空いたので、スモークサーモン等で軽く済ませました。

夕食は、冷蔵庫にあったスモークサーモン、モッツァレラチーズ、昼の残りのピザ1切れとビールで済ませました。

使ったお金:

場所・店名品名EUR
薬局風邪薬
イブプロフェン
鼻スプレー
25.32
San Tommasoピザ持ち帰り13.50