8月24日 水曜日

朝ごはんはホテル敷地内にあるセブンイレブンで、フランスから輸入と書いてあるクロワッサン(1個32バーツ)を購入、部屋のテラスでミルクティーと共に頂きました。このクロワッサンは本当に美味しくて、お勧めです。30年前、パリ・シャルルドゴール空港内のカフェのカウンターに積んであったクロワッサンを彷彿とさせる味覚と食感でした。

今日は、ラワイビーチからプーケットタウンの旧市街へ行ってみることに。
まずは、スマートバスでラワイビーチへ向かいました。空港からホテルの近くまで乗ってきた路線バスですが、今度はそこから終点のラワイビーチまで行きます。片道100バーツです。

バスの終点から海岸沿いを少し歩くとピア(埠頭)が見えてきます。ピアの先端まで行ってみました。周りには何人もの釣り人がいました。太刀魚のような細長い魚が釣れるようです。釣り禁止の看板が立っているのですが…..。

このラワイビーチはパトンビーチに比べると、とても素朴な印象です。海岸沿いの道にはレストランや小さな宿(高級ホテルはありません)などが立ち並んでいるので間違いなく観光地です。でもパトンビーチに比べるとすごくのんびりとした雰囲気です。その上、ビーチには水上バイクやパラセーリングの客引きが全くと言って良いほどいません。パトンビーチでは彼らがうるさくて浜辺を散策する気になれないくらいでした。
浜には、水上バイクやモーターボートの代わりに、漁船が並んでいます。ここは漁師町のようです。だから、すぐそばにシーフードマーケットがあるのか!と後で理解出来ました。
今度プーケットに来るときは、ラワイビーチに宿を取ろうと二人で話していました。

海岸に近い浅い所は、海の水がグリーンに輝いています
ピア先端から沖合を望むと所々海の色が変わって見えます

次にシーフードマーケットと呼ばれる場所に行ってみました。
そこは、通りの右側(海側)に魚屋が軒を連ね、反対側にレストランが並んでいます。魚屋で買った食材をレストランに持ち込んで、キロいくらで料理してくれるという場所でした。自分で選んだ海鮮類ですから鮮度は確実ですね。

右側に魚屋が左側にレストランが並んでいます
魚介類は新鮮で、生きた海老やイカもありました

ここはとても良さそうなので、後日夕食を食べに来ようと決めました。

さて、このラワイビーチから乗合バス(ソンテウ)に乗って、プーケットタウンへ行くこととします。ところが、このソンテウがいつ来るのか?どこから乗るのか全く分かりません。
仕方が無いのでスマートバスを降りたバス停まで歩いて戻りました。そこで、多分30分に1本くらいあるはずというバスを待ちますがなかなか来ません。反対方向に1台行ったので、あれが戻ってくるのか?かれこれ1時間近く待ったころ、遠くにそれらしい青いトラックのような車体が見合てきました。手を挙げて止まってもらい乗り込みます。
ソンテウにバス停なるものは無いようです。街中ではノロノロ自転車ぐらいのスピードで走って客を拾います。客のいない郊外になると突然飛ばしだして少々乱暴な運転も。1時間弱走ってプーケットタウンの旧市街の外れに着きました。やれやれ。

旧市街のメインストリートは小さな店が立ち並んでにぎわっていますが、ゆっくり観光をするには歩道が狭くて歩きにくい印象でした。
通りにはカラフルにペイントされた洒落た店が並んでいます
カフェなのか、バイク屋なのか
銀行かと思ったらホテルでした
洒落たカフェを見つけて入ってみました

プーケットタウンの旧市街を歩いていると一昔前のシンガポールのように感じました。今のイポーの旧市街をきれいにした感じです。イポーのショップハウスも、ここぐらい手を入れてきれいにすれば、もっと海外から観光客を呼べると思いました。

通りを歩いているとコーヒーをローストする香ばしい匂いがしてきます。ソンテウの一件で疲れていたので一休みしたくなり、香りに引かれて店に入ってみました。店の椅子と机は何となく懐かしい感じの日本の学校のものでした。椅子の背板の裏にはLION事務機のマークが。店主に聞いたら日本からの中古品だそうです。

先ほどソンテウを降りた場所のすぐそばからパトンビーチ行きのソンテウが出ます。パトンビーチ行きの1台が客を乗せて待っていました。多分すぐに出るのでしょう。今度は長く待たなくても良さそうです。それに乗ってホテルに向かいました。ところが、途中で“ひと悶着”ありました。ソンテウはトラックの荷台にテントのような屋根を乗せた作りです。側面はむき出しで、窓はもちろん窓ガラスなどありません。雨が降った時のためにビニールシートが付いていますが、巻き上げて止めてあります。それが、途中で強い雨が降り出して客の一人が勝手にシートの留め金を外して後ろ側だけ下してしまいました。仕方が無いので一番前に座っていた私も前側の留め金を外しました。ところが、走っている間にシートを下したので、シートが空気をはらんでふくらんで大変な事に。運転手が気付いて車を止め、雨の中を濡れながらシートを金具で固定しましたがえらい剣幕で怒っています。とうとう、パトンビーチに着いてもホテル近くの最後のバス停まで行かずに街中のバス停で客全員を下してしまいました。仕方が無いので20分近く歩く羽目に。

途中のショッピングセンターでスーパーマーケットらしき看板を見つけて入ってみることに。フルーツを買って外に出で少し歩くと土砂降りの雨が。小型の折り畳み傘は持っていましたが役に立たず、道端の軒下で雨宿り。小降りになったので、裏通りをホテルの方向へ少し行くと庶民的な“見かけ”のタイ料理?のレストランを発見。そこで、料理を3つ買って持ち帰る事にしました。
料理の値段は680バーツでした。海老料理が時価になっていて他に比べてべらぼうに高かったようです。それに、料理の味もタイ料理というより中華料理に近い感じがして全く中途半端な味です。多分、中国人観光客御用達の店だったのでしょう。Google Mapの評価がそんなに悪くなかったのですが、高評価を付けていたのが中国人だったのでしょうかね??

料理は3品、高いわりにあまりぱっとしなかった
プーケット滞在3日目でやっとテラスから夕日を拝むことが出来ました。