Twintでひと苦

2022/06/21 旅行者はやめた方が良いかも!

スイス旅行中に登山電車を含めて鉄道の切符を買うのにSBB(スイス国鉄)のスマホアプリを使っています。

長距離移動をあまりしなくなり、費用対効果が低くなったのでスイスパスはやめています。空港駅で半額パスを買って、あとは鉄道やバスに乗る毎にチケットを買っています。ところが、駅の窓口で切符を買うには場所によって長蛇の列が。切符購入で列車を一つ遅らせるはめになります。

そこでSBB(スイス国鉄)のアプリを使うと、時と場所を選ばずにチケットが買えます。最近は多くの列車で車掌からチケットを買えず、事前に買って乗らないと無賃乗車になる列車が増えました。事前にバスの中などでチケットを購入出来るのはとても助かります。

通常は支払い方法をクレジットカードにセットしますが、結構頻繁にエラーが出て購入に進めません。その上今は40年振りの超円安です。クレジットカードで決済すると結構きついです。

そこで15年くらい前のスーパー円高の時にスイスフランに替えて、スイスの銀行口座を開いて、そこに貯めておいたスイスフランがあるので、それを使おうとTwint というスイスのペイペイみたいなアプリをインストールしました。インストールとアカウントの設定は簡単で駅の待合室で数分で出来ました。少々考えたのが住所で、スイスやTwintのサービスを行なっている周辺国の国名しか出てきませんでした。仕方ないのでホテルの住所で登録を進めました。

そして、Twintで支払う為に、Coopで入金用のQRコードを買ってTwintアカウントに入金しました。一人100フラン、2人で3万円くらいです。

ところが、何時まで待ってもSBBアプリに連動して支払う設定が完了しません。そのうち住所を確認出来るユーティリティ(電気代等の公共料金)の領収書を送るようにポップアップが出てしまいました。結局、外国人には使えない仕様の様です。

でも、最初のアプリの説明やアカウントの設定時、現金の入金時には「海外居住者は使えない」と言う様な説明はありませんでした。

Twint アプリの表示。ログインしようとすると、ホテルの住所では登録出来ないので現住所の公共料金請求書で証明するように要求されます。

2022/06/21 仕方が無いのでカスタマーサービスに電話しました。説明するとマレーシアの住所で登録出来ると言うので、持参していた8ヶ月前の電気の請求書を添付してメールしました。画面には3ヶ月以内とありますが、とりあえず挑戦です。

すると翌日(2022/06/22)請求書が古すぎるので使えません!というメールが来ました。仕方ないので、マレーシアの自宅の近所の友人に郵便受けを見てもらったらちょうど水道料金の請求書が入っていたのでそれを写メってもらい、Twintに送りました。2022/06/23の夜現在返事はありません。どうなることやら。

その後、2022/06/24の朝にTwintからメールで連絡があり、本人確認が取れたのでフルで機能が使えるようになりました。新しいログイン用のPINコードも送られて来てそれで入ってPINをリセットして完了です。懸案のSBB Mobile アプリでの支払い方法の設定もスムーズに完了。24日は天気が良くないので列車には乗りませんでしたので、テストは出来ませんでした。翌日チェックですね。

最終的に2022/06/25にSBB Mobile で非常にスムーズにTwint による支払いが出来ました。

結論としては、サービス対象外の国から来た人は、

3ヶ月以内の公共料金の請求書を持参して、最初にTwint にメールを送って現住所での本人確認を行なってから、指示に従ってアプリのインストールとトップアップを行うほうが安全です。

又は事前にアプリをインストールしてホテル等の架空の現住所で登録してから本当の住所をメールするか。

いずれにしても携帯電話の番号がキーになるので、出来ればスイスのSIMを持っていた方が安全な気がします。それと日本の電気や水道の請求書を持っていても、彼らがどうやって日本語で書かれた住所を確認するのか大いなる疑問です。今回マレーシアだったのでマレー語でしたが全部アルファベットですから。

2023/02/20 追記

スイス在住でないと契約解除

2022年11月11日、突然Twint社から下の内容のメールが来ました。

In the course of our examination of your business relationship with TWINT, we have found that your profile does not match the business policy orientation of TWINT AG on the Swiss market. Due to increasing regulatory requirements, TWINT AG has decided to only serve customers who are resident in Switzerland or in the immediate neighbouring countries. With reference to point 1.14 of our General Terms and Conditions (GTC), we therefore see ourselves obliged to terminate the business relationship with you and to close your TWINT Prepaid account.

要するに、スイスとその周辺国に住所のある者以外にアカウントを発行しない事としたので、アンタのアカウントは停止する。入っている金は銀行振込で返金出来る。と、言うものです。仕方がないので、銀行口座情報を伝えて返金してもらい、アカウントも解約しました。

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